
本日は7種類あるANA JCBカードの中でワイドゴールドカードと一般カードの中間に位置する、 ANA JCBワイドカードの紹介をします。
ANA JCBワイドカードの特長
- ANA JCBワイドカードはANAとJCBが協同で開発したクレジットカードです。
- ANAカードとJCBカードの特長を兼ね備え、ANAマイルとOki Dokiポイントが貯まります。
- ANA JCB一般カードと比べて年会費は高くなりますがANAマイルが貯まりやすく旅行保険が大幅に強化されています。
年会費
年会費は7,830円(税込)で、初年度無料はありません。
ただし、初年度は入会ボーナス、2年目以降は継続ボーナスとして毎年2,000 ANAマイルがプレゼントされます。
1ANAマイルの価値は使い方によって変化しますが、特典航空券に交換する場合の平均価値は1ANAマイル=2円~3円と言われています。
7,830円(税込)の年会費がかかっても、ボーナスの2,000 ANAマイルが平均4,000円~6,000円の価値があると考えれば、実質の年会費は1,830円~3,830円になります。
ANAマイルとOki Dokiポイントを貯められる
前述の通り、ANA JCBワイドカードを使用するとANAマイルとOki Dokiポイントの2種類のマイル/ポイントを貯められます。
Oki Dokiポイントはコースを選んでANAマイルに交換
貯めたOki DokiポイントはANAマイルに交換ができますが、交換レートに関して「5マイルコース」と「10マイルコース」のいずれかを、交換タイミングに関して「マイル自動移行コース」か「マルチポイントコース」のいずれかを選ぶ必要があります。5マイルコース
1pを5マイルに交換でき、交換手数料は無料です。10マイルコース
1pを10マイルに交換でき、交換手数料は5,000円(税抜)/年です。マイル自動移行コース
毎月の利用合計金額1,000円(税込)ごとに1p付与となる通常獲得ポイントが自動的にマイルに移行されます(Oki Dokiポイントプログラムの商品には交換できません)。通常獲得pは自動移行されますので移行の手続きは不要です。マルチポイントコース
好みのタイミングで、マイルへの移行やOki Dokiポイントプログラムの商品に交換することができます。10マイルコースと5マイルコースの選択について
Oki DokiポイントはANA JCBワイドカードのショッピングや公共料金支払いなどの決済をすることで貯まるポイントですので、ANA JCBワイドカードで決済をたくさんしてOki Dokiポイントを貯め、高レートでANAマイルに交換したい方は10マイルコースを、そうでない方は5マイルコースを選ぶのがよいと思います。10マイルコースの交換手数料を節約する方法
10マイルコースの交換手数料5,000円(税抜)/年は、ひと手間工夫すれば節約できます。この手数料は交換をした年だけにかかるところがポイントです。
Oki Dokiポイントの有効期限は2年間あるため「マイル自動移行コース」ではなく「マルチポイントコース」を選んだ上で、交換を1年目はせず2年目のみにすれば交換手数料を半分にすませられます。
「マルチポイントコース」と「マイル自動移行コース」の選択について
「マルチポイントコース」は自分のタイミングで交換ができることがメリットと言えます。ただし、その半面、交換を忘れるとポイントが失効となり、元も子もなくなるリスクはあります。交換忘れの心配がある方は「マイル自動移行コース」を選ぶことがメリットになると思います。
ANAマイルを直接貯める
ANA JCBワイドカードの会員はANAグループ便に搭乗するたびに付与される「搭乗ボーナスマイル」と、提携店・対象商品の利用時にOki Dokiポイントとは別にANAマイルが貯まる「ANAカードマイルプラス」のサービスを受けられます。搭乗ボーナスマイル
ANA JCBワイドカードはANAカードですので、ANAのフライトに搭乗すると、通常のフライトマイルに加え、搭乗ボーナスマイルが25%直接貯まります。(ANA一般カードは10%)ANA JCB一般カードの10%に比べて2.5倍多くマイルを貯められてお得度大です。
ANA JCBワイドカードで付与される搭乗ボーナスマイル
区間基本マイレージ x クラス・運賃倍率 x 25%ANAカードマイルプラス

ANAカードマイルプラス提携店・対象商品を利用した際、ANA JCBワイドカードでクレジット決済すると、JCBのOki Dokiポイントとは別にANAマイルが直接付与されます。
付与される率は100円(税込)=1ANAマイル または 200円(税込)=1ANAマイルです。
100円(税込)=1ANAマイルの例
- ANA(航空券・機内販売)
- ANAショッピング A-style
- マツモトキヨシ
- コナカ
- スターバックスカードへのチャージ
- サカイ引越センター
- エアポートリムジンバス
- 羽田空港 第1、第2、第3、第4駐車場
- 大阪国際(伊丹)空港駐車場
200円(税込)=1ANAマイルの例
- イトーヨーカドー
- セブン-イレブン
- 高島屋
- 大丸・松坂屋
- 三井ガーデンホテルズ
- ホテルモントレ
- ヤマダ電機LABI
- ラオックス
「Oki Dokiポイント」の貯め方
ANA JCBワイドカードはJCBカードでもありますので、JCBのポイントプログラムである「Oki Dokiポイント」が貯まります。具体的にいうと、ANA JCBワイドカードでの毎月の利用合計金額1,000円(税込)ごとに1pたまり、バラエティー豊かな商品などに交換できます。
ANAマイルへの交換は、1pあたり5マイルコースで5マイルに、10マイルコースで10マイルに交換できます。
ANAカードとしての特典
ANA JCBワイドカードはANAカードですので、ANAカードならではのサービスが提供されます。
ANAカード割引サービス
ANA JCBワイドカードでは下記のANAカード割引サービスが利用できます。- 空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」10%引き (ANA一般カードは5%)
- ANA会員専用割引運賃「ビジネスきっぷ」
- IHG・ANA・ホテルズの宿泊割引がベストフレキシブル料金の5%引き
- ANA国内線・国際線機内販売10%引き
- 空港内店舗「ANA FESTA」10%引き
- ANA国内・海外ツアー商品5%引き
- ネットでANAショッピング A-style 5%引き
エコノミークラス利用時もビジネスクラスカウンターでチェックイン
ANA国際線エコノミークラスを利用する際にもビジネスクラスカウンターを利用できます。※ANA運航便のみ対象となります。(他社運航によるコードシェア便は対象外です)
※カード会員本人のみが利用できます。
IHG・ANA・ホテルズの朝食無料&ウェルカムドリンク
対象ホテルにANAカード会員宿泊割引プランで宿泊すると朝食が無料となり、さらにウェルカムドリンクが提供されます。最高5,000万円の海外旅行保険&国内航空傷害保険
ANA JCBワイドカードでは「海外旅行保険」と「国内航空傷害保険」が自動的に付保されています。本保険は、旅行回数、航空会社を問わず、またANA JCBワイドカードで航空券を購入していなくても適用になります。海外旅行保険
海外に出かけた際、ANA JCBワイドカード会員には下記の内容の海外旅行保険が付保されます。補償内容および保険金額
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害による死亡(*1) | 5,000万円 |
傷害による後遺障害(*1) | 200~5,000万円 |
傷害・疾病治療費用(一事故または一疾病の限度額) | 150万円 |
賠償責任(一事故の限度額) | 2,000万円 |
携行品損害(一旅行かつ年間の限度額) | 50万円(*2) |
救援者費用(年間の限度額) | 100万円 |
(*1) 疾病が原因の場合は担保されません。
(*2) 盗難・強盗および航空会社等寄託(きたく)手荷物不着による損害は30万円が1旅行かつ年間の限度額です。
国内航空傷害保険(航空機搭乗中のみ)
日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償が受けられます。航空機利用中には、航空機搭乗者に限り入場が許される飛行場構内にいる間も含みます。補償内容および保険金額
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害による死亡(*1) | 5,000万円 |
傷害による後遺障害(*1) | 200~5,000万円 |
傷害入院日額(最高180日) | 1万円 |
手術/1回 | 入院中の手術:10万円 入院中以外の手術:5万円 |
傷害通院日額(最高90日) | 2,000円 |
(*1) 疾病が原因の場合は担保されません。
JCBカードとしての特典
JCBカードの特典として海外ショッピングガード保険の付帯があります。
年間最高100万円の海外ショッピングガード保険
海外でANA JCBワイドカードで購入した物品が90日以内に偶然な事故によって損害を被った場合年間最高100万円が補償されます。自己負担額は1回の事故につき1万円です。
補償金額はカードご利用額あるいは購入店の領収書に記載された物品の購入金額から自己負担額1万円を控除した額となります。
まとめ
ANA JCBワイドカードは「ANA」、「JCB」の2社共同制作の2社の特長を兼ね備えた秀逸なクレジットカードです。
年会費は7,830円(税込)ですが、毎年ボーナスマイルが付与されるため1ANAマイルの価値を2円~3円と考えれば、実質の年会費は1,830円~3,830円になります。
ANA JCBワイドカードは「ANAカード」、「JCBカード」が一体となっており、「ANAマイル」、「Oki Dokiポイント」と2種類のマイル/ポイントを貯められ、「Oki Dokiポイント」もコースを選ぶことでANAマイルに交換ができます。
ANA一般カードに比べて年会費は高くなりますが、搭乗時のボーナスマイル積算率10%が25%になり、旅行保険は最高1,000万円が5,000万円に、さらにエコノミークラス利用時もビジネスクラスカウンターでチェックインでき、IHG・ANA・ホテルズの対象ホテルで朝食・ウェルカムドリンクが無料で提供されるなどメリットが満載です。